Feathercraft社
Feathercraft(フェザークラフト)社は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー中心部のグランビルアイランドにあるカヤックメーカーです。1981年に6061-T6 マグネシウム/アルミ合金チューブをフレームに用いた革新的なフォールディングカヤック「K1」を発表し、世界中のカヤッカー、冒険家から注目を集めました。それ以来「最高のものを作ること」を目指し技術革新を怠らず、常に進化し続ける名実共に世界ナンバーワンのフォールディングカヤックを世に送り出しています。
ハイテク技術が導入されているFeathercraftですが、Feathercraftのカヤックは、伝統的なスキンカヤックの構造を継承しています。Feathercraftは5000年に及ぶカヤックの進化の過程の正に直線上に位置しています。
カヤックの起源
生物のような構造の舟
カヤックの起源は5000年以上も昔といわれています。
カヤックは極北の厳しい海で海獣類を狩猟する目的のために作らたボートの一種です。
このボートを作る為に使われた材料は他は類を見ない大変ユニークなものです。
主な材料は骨組みとなる流木と海獣類の皮でした。
そして使用された材料もユニークですが、その製法や構造も大変ユニークです。
流木を組んで骨組みを作り、人の乗るところ以外は全て海獣類の皮で覆われました。まるで生物のような構造の、他に類を見ない大変ユニークな形態の舟となったのです。
逆境によって鍛え上げられた
このような材料で作られた理由は、北極圏を中心とした高緯度の木も生えない厳しい地域だったからです。そしてこうした構造や形に作られた理由は、厳しい環境だったからに他ありません。
使用された材料も構造もユニークですが、逆境であるはずの厳しい環境こそが、カヤックを他に類を見ない突出した素晴らし性能の舟に鍛え上げたとも言えます。
そしてユニークなカヤックの形状は、長い年月の間にこの構造に最も適したものに仕上がってきたものと考えられます。
スキンカヤックとフォールディングカヤック
現在ではカヤックの使用目的も狩猟から主にレジャーやスポーツ、或いは冒険用へと変化してきました。
そしてカヤックの製造に使用される材料も多様化しました。材料の多様化は、FRPやポリエチレン製のカヤックのように、形はカヤックでも本来のカヤックとは全く違った構造のボートも生み出しました。
そして現在ではそうしたカヤックのほうがむしろ多数を占めるようになり、本来のフレームとスキンから成るカヤックが、逆にそれらと区別する意味でスキンカヤックとも呼ばるようになっています。
スキンカヤックの性能
硬い殻でできたカヤックにも利点はあり、良いものもありますが、どんなに材料が多様化しようと、長い時間かけて作り上げられた構造と形との間には密接な関係があり、その組み合わせならではのものがあるはずです。
スキンカヤックの特徴を簡単に表すなら、「自然に対して威張らない乗り物」です。動力が人力であることも理由の一つですが、それだけではありません。スキンカヤックは、自然の力に対峙すると言うより、自然に溶け込もうとするような進み方をするからです。
頑丈な骨格とぴんと張ったスキンはしっかりとした形状を維持するので、カヤックは滑らかに水の上を滑り、尖ったバウは波を切り裂きますが、スキンカヤックの進み方は水と戦おうとする感覚ではありません。スキンの柔軟性とフレームの適度なしなりは、状況に応じて水圧を吸収し、或いは逃すので、水圧や波の力に対峙するのではなく、静かにしなやかに波を超え、水と同化するように進みます。
構造も動物に似ていますが、生きた動物のようなしなやかな進み方とスピードは、この構造と形状の組み合わせによってのみ得られるものです。そして、水と人が硬い壁で遮られているのとは違い、柔らかいスキンを通して乗り手は水を感じることができます。カヤックを自分の身体の延長のように感じやすいのもスキンカヤックの大きな特徴です。
進化し続けるスキンカヤック
Feathercraftのカヤックは、伝統的なカヤック本来の姿(構造)を継承するスキンカヤックです。しかし歴史的なカヤックの復元品ではありません。カヤックならではのユニークで合理的な構造を活かしつつ、より使いやすくなるように現代の先進的な技術が積極的に導入された、進化し続けているスキンカヤックです。
スキンカヤックからフォールディングカヤックへ
そして、伝統的なスキンカヤックは折り畳み式ではありませんでしたが、Feathercraftは折り畳むことが可能なフォールディングカヤックでもあります。
しかし、性能を犠牲するなど無理をしてたためるようにしたわけではありません。
フレームがスキンで覆われたこのボートを見ていたら、分解組み立て式に作ってみたくなるのは割と自然な成り行きのように思えます。スキンカヤックの構造に現代の技術力を組み合わせれば、本来の特徴を損なうことなく、分解組み立て式のボートを作ることが可能です。
カヤックがたためてしまえることの魅力
たたむことができるということは、大きなカヤックの置き場所に不自由しないという利点もありますが、それはどちらかというと消極的な利点のように思います。
たためることは、運搬方法の選択肢が増える、車を回送することなどなく片道のツーリングができるなど、より前向きな利点となります。
ざっと想像してみただけでも、例えば「カヤックを持って飛行機で遠くまで飛んで行き、空港からはバスで海岸まで移動し、カヤックを漕いでキャンプしながら海岸線を数日間進んで行き、最後に上陸したところでカヤックは宅配便で自宅へ送り返し・・・」といったような旅を計画することが可能です。こんなことは、カヤックの高い航海性能と積載能力、そしてたたむことができなければ到底不可能です。
また、そんなに大きな計画でなく、週末のワンデイツーリングにも、たためることは特に公共の交通機関の発達した日本ならではの大きな魅力となり得ます。鉄道で海岸近くまで行き、そこからカヤックを漕ぎ出します。そして出艇した海岸へは戻らずに、別な駅近くの海岸までカヤックを漕いで進みます。単純に考えても、車を置いた海岸まで漕いで引き返す場合より同じ時間で倍の距離を進むことができる計算になり、貴重な休日を最大限に利用できる合理的なプランです。さらに鉄道での移動は車よりエコロジカルであるばかりか、嫌な渋滞に巻き込まれることもなく、車内でビールを飲みながら帰宅するなんてことも可能にします。
現物を見たい・ 乗ってみたい
購入前に、現物を見たい・ 乗ってみたい場合
Shopで
ご来店いただければ、その場でFeathercraftを組み立ててご覧に入れます。
このウェブサイトの説明だけではまだ半信半疑の方も、
実際にご覧いただけば
品質の高さ、組み立てが大変ではないことなどに、必ずご納得いただけると思います。
担当者不在の場合はShop営業中でもフェザークラフトに関しての対応が全くできませんので、
必ずお電話:04-7093-1920( 9:30〜17:00)でご確認の上ご来店くださいますようお願い致します。
試乗
全てのモデルが揃うわけではありませんが、試乗(有料、予約制)も承っております。
実際に乗ってみて納得していただくのは勿論良いことだと思いますので、試乗も承っているわけですが、
- 実際には短時間乗っただけで性能を判断したり、複数のモデルを短時間乗り比べただけで本当の性能を比較することなど、慣れているプロにとっても難しいことです。
- ハードシェルのカヤックに乗り馴れた方では、最初のうち乗り心地に違和感を感じられる方もいらっしゃいます。
試乗と言っても、特定のモデルの性質や性能について判断しようとすることより、
- Fethercraftの乗り心地・使い心地を体験していただく機会
- 品質や組み立てなど使い方を見ていただく機会
というようにお考えください。
試乗のご利用方法は[ Feathercraft の試乗 ]のページをご覧下さい。
展示艇・デモ艇に関して
Feathercraftのカヤックはお客様からのご注文毎にメーカーへ発注して製作しておりますので、基本的に店頭にも輸入元の(株)A&Fにも在庫品はありません。
- 店頭で組み立ててお見せしているのも実際に使用中のカヤックです。
- 全てのモデルが揃うわけではありません。
- 実際に使用中の状態を見ていただくほうが参考になると確信しております。
- また「ピカピカの新品」ではなく実際に使用しているカヤックを見て頂くことができるのも、品質に自信がある証でもあります。
価格について
日本ではフェザークラフトカヤックの価格はオープンプライスとなっていますので、各販売店で各々価格を設定をしています。
- フェザークラフトのカヤックは、まとめて入荷したものを販売しているのではなく、お客様のご注文内容に応じて一艇一艇カナダの工房で製作し、ご注文毎に輸入している(輸入元の(株)エイアンドエフも在庫はしておりません)のですが、為替レートは当然常に変動しますので、メーカーからのカナダドルでの出荷価格が一定でも、日本円に換算した入荷価格は為替レートの変動に伴って変化します。
- こうした状況で、予め日本円で販売価格を設定しておくとすると、ご注文の時点で日本円での価格がわかるのは良いのですが、入荷時にカナダドルが高くなってしまった場合を想定し、販売価格は高めに設定しておかなければなりません。そして仮に入荷時にカナダドルが安くなっていたら、販売店には沢山のあぶく銭が入るだけです。
- カナダドルで価格を設定しておき、入荷した時点での為替レートで日本円に換算するのであれば、入荷するまで日本円に換算するといくらになるか正確にはわからないことになります。しかし、販売店にとっては為替レートの変動によるリスクがないことから、余計な上乗せをする必要がなくなるので、最も販売価格を低く設定できる方法です。
- こうしたことから、出来る限りお求めやすい価格でご提供するための最善の策と考え、当店では価格をカナダドルで設定し、日本円にはご注文いただいたカヤックが入荷した時の為替レートで換算する方法をとっています。
- 海外のお店から直接通販で商品を購入するのと価格的には似ていながら、安全で手間もかからず、尚かつ日本の販売店(当店)のサービスを受けられる方法です。
為替レートは、情報源により若干の差があります。また輸入元によって小数点以下は切り上げられた数値が摘要されています。
ご購入方法
ご注文
Feathercraftのカヤックは、お客様のご注文内容に応じて一艇一艇手作りされています。
基本的に日本国内に在庫はしておりません(輸入元の(株)エイアンドエフにも在庫品はありません)ので、時間には余裕をもってご注文してください。
- ご注文は店頭、お電話(お電話の後に内容確認のEメールまたは書類をお送りいただきます)、またはEメールで承ります。
- デッキカラーや、製作段階で組み込む必要のあるオプショナル(ハッチやデッキストリップの追加など)は、この段階で確実に決定していただく必要があります。
- ご注文時に、内金としてカヤック本体価格のおよそ10%のお支払いをお願い致します。
- 内金をお支払いいただいてから、お客様のカヤックをFeathercraft社に発注いたします。
製作と納期
ご注文内容(仕様)が決まりましたらメーカーへ発注し、カナダの工房でお客様のカヤックの製作を開始します。
ご注文いただいてから、入荷するまでの期間は概ね一ヶ月〜一ヶ月半位です。
ただし、メーカーの状況によって製作期間が少し伸びる場合もあれば、輸送や通関に通常より時間を要する場合もございます。そうした理由から、トラブルの原因となる納期限のお約束は、一切承っておりません。お時間に余裕をもってご注文いただけますようお願い致します。
代金のお支払い方法
- ご注文時にお支払いいただく内金は、カヤック本体価格のおよそ10%です。
- 残金は、商品が当店に入荷した後(検品後)からお引き渡し時までの間にお支払いください。
- お支払いは現金(店頭または銀行振込)決済とさせていただいております。
- 分割払いをご希望の方には、オリコローンもご利用いただけます(ご利用いただくにあたり、クレジット会社による審査があります。また、ご利用金額とお支払い回数に応じた所定の金利のご負担が必要です。)。
ご注文後のキャンセルについて
メーカーへ発注後に、お客様のご都合でキャンセルされた場合は、カヤック本体価格の10%相当の金額をキャンセル料として申し受けます。
その場合、ご注文時にお支払いいただいた内金(カヤック本体価格の10%)を返金せず、そのままキャンセル料に代えさせていただきます。
商品のお引き渡し
組み立てやメインテナンスを実際にご説明しながらお引き渡しすることを基本としています。
店頭でのお引き渡しの他、千葉県・神奈川県の海岸であれば無料で出向きます。
「内房(富津市、鋸南町、南房総市、館山市)の海岸で組み立てのご説明をして、進水して(ショートツーリングして)、後片付け・メインテナンスのご説明をして、お引き渡し終了。」
というのが最も一般的なパターンです。
その他の地域への出張の場合はご相談ください。また、遠隔地への通販など止むなく商品だけお送りする場合は、Eメールやお電話でご説明させていただきます。
自分のカヤック
自分のカヤックがなくても、レンタル艇の用意されたツアーに参加などすれば、カヤッキングを楽しむことはできます。信頼できるガイド、ツアーオペレーターに連れて行ってもえらえば安全で、有名なところ、景色の良いところに行くことができます。
自分で計画を立てて、自分で自分の安全を確保するのであれば、ガイドに連れて行ってもらうより大したことはできないかも知れません。見所を逃してしまう可能性もあります。
私もツアーオペレーターとなることもあり、お客さんとは言っても特に同じFeathercraftを愛用する仲間のような人達と行くツーリングは、仕事ながら大変楽くもあります。仲間と楽しむことのできるのもカヤックの大きな魅力です。
しかし、何もかも一人でできて、手軽だけど考えようによってはずっと大きな船より高性能で、気の向くままに好きなときに好きなところへ行こうとすることができ(天候等に左右されて行けないこともありますが、他人に決められるわけではないことが重要です)て、逆に止めたいところで止められて、法律からも他人からもとにかく解放されていることが、個人的にはカヤック、特にFeathercraftのような高性能なフォールディングカヤックに魅力を感じる最も大きな理由になっているように思います。
人の後を着いて行くのではなく、自分の愛艇に乗って自分の力だけで漕ぎ進めば、傍目からは大したことではなくても、本人にとっては大冒険にもなり得ます。開放感と緊張感が入り交じったこの自由な気持ちは、「自分と愛艇」ならではの特別なもので、どんな立派なツアーに参加しても、絶対にこれと同じものを味わうことはできません。


